経験を積んで感じること

ひとつに集中した新人時代、複数を平行処理している今

新規導入した装置の立ち上げを手がけたり、その装置の品質安定化に向けた条件出しや歩留まり改善への取り組んだりすることを主な業務としています。
入社以来、モットーは「一所懸命」。ひとつのことにひたすら集中し、スキルアップを図ってきましたが、先輩の下で与えられたテーマに向かっていた新人時代と今とでは、意味合いが変わってきました。今は仕事の種類もテーマも増えて、同時に処理、管理しなくてはならない案件がいくつもあります。
それをこなすために計画をしっかり立てて、毎日チェックしながら仕事を進めるようになりました。長期的に取り組む「大テーマ」と、日々進度を確認する「スポットテーマ」に分けてスケジューリングしています。処理のスピードも上がってきたと思いますね。


入社以来、一番の試練は?

入社1年が経った頃、グループ会社である信越半導体の国内の工場への長期出張がありました。今まで携わってきた研磨現場の支援だと思っていたら、経験のない品質保証の仕事。仕事の土壌も土地柄も違うなか、戸惑いと不安だらけのスタートでした。
苦労はしたものの、品質保証のノウハウを身につけることができたのは大きな収穫でしたし、当社にとって直接ユーザーにあたる人たちとコンタクトできたのも貴重な経験でした。また、自分の会社の位置づけや役割を外から見ることで、ぐんと視野が広がりました。
他工場の皆さんとの交流もかけがえがありません。自分をオープンにして接することで、相手もオープンになってくれることを学びました。彼らとは今もいい交流が続いていますよ。あの出張の日々が今の自分にとって大きな力になっているのは確かですね。


一番うれしかったことは何?

「一番」という実感はまだないですね。
でも達成感なら日々あります。印象深いものも。材料サンプルを1品1品コツコツとチェック、評価し、半年間かけて担当工程のコストを数千万円削減することに成功したのが、その一例でしょうか。これは年2回行われる技術討論会で、代表として発表することができました。
これもうれしかったことには違いないのですが、こうした取り組みは日常の仕事の延長なので、もっと大きな達成感に出会うことができるんじゃないかと、つい期待がふくらむんですよ(笑)。いや、きっといつか、あるだろうな。


前回記事の頃と比べると?

う~ん、相変わらず趣味にも夢中になって取り組んでいるので、疲れの取れない週末を過ごしていますねぇ。2年前からゴルフも加わったので、ますます週末が忙しい(笑)。信州は釣りにもスノボーにもゴルフにも、最高の環境ですからね。
最近、ゴルフの本をよく読むんですが、メンタルな面で非常に示唆に富んでいるんですね。ゴルフはもちろん仕事にも、人生にも生かせる要素が多いなと感心しきり。例によってはまり込んでいます。

▼当時の取材記事をチェック
http://www.naganodenshi.com/recruit/message/miyazawa.html