長野電子の先輩 -people-

先輩が語る「S技術」の仕事

S製造部 S技術課
2004年入社


いつか訪れるターニングポイント、
それを経験してこそ真の仕事人になれる。

人は十人十色。仕事の答えもひとつじゃない。

入社以来、ずっと技術職一筋。現在はSOIの開発・改善に携わっていますが、扱っている品種も、仕事の内容も、それほど変わってはいません。大きく変わったといえば、自分の立場くらい。部下を持つようになって、自分の実務以外にも考えなければならないことが多くなりました。
新人の頃はテストの条件選定やデータのまとめ方でずいぶん苦労した記憶があります。こういう仕事にはこれが正解!という画一的な答えが無い。人それぞれに考え方ややり方がありますよね。当時の先輩にはいろいろなことを教わりましたが、中でも心に残っているのは『自分がやってきたことを相手にどう伝えるか、自分がわかっていることを何もわからない人にどうわかってもらうか、それが大事だよ』という助言。業務をこなしていく上での重要な指針になりました。
最近は社外のお客様とやりとりすることが増えてきましたが、そういう場面でも、その先輩の教えや自身の苦労した経験が活かせていると思います。

入社2年目にやって来た、最初のターニングポイント。

新人の頃は言われた通りに行動して、言われた通りの結果を出すことで精一杯だと思います。でも、やっていくうちに、こうしたら良いんじゃないかなと思うことが出てくる。それを自ら提案していくと、次は上から仕事を与えられるのではなく、仕事を任せてもらえるようになってくる。そうなったら、周囲の目も変わってくるし、ちゃんと成果を出さなければと自分自身の取り組み方も必然的に必死になっていきます。
それが仕事をしていく上での最初の大きなターニングポイント。私の場合、それは入社して2年目のことでした。確かに過程は大変でしたけど、やり遂げた後の達成感はそれまでとは全く違うものでしたね。
そうしたターニングポイントが訪れるタイミングは人それぞれ。以前、私が多忙を極めていた時期にフォローに入ってもらった後輩は、入社1年目にしてそれをつかんでいました。最初は私が言ったことをそのままやっていたのが、いつの間にか装置の扱いもすっかり身につけて、任せた仕事を一人で黙々とこなせるようになっていました。それは私からの指導やアドバイス以上に、彼自身が努力したからこそ。まわりも驚くほどの成長ぶりでした。

“スピードが命”の半導体業界の中にあって。

半導体業界は他の業界より進化のスピードが早い。その中で長野電子は、技術部門と製造現場が密に連携しており、技術の知識と現場のノウハウを一体化して製品づくりに当たることができるため、大変スピーディーに改善できる。それが長野電子の強みになっていると感じています。
今、部下を持つ立場になって心がけているのは、最後まで責任を持つ、という点でしょうか。途中で投げ出さないとか、自分の意見をちゃんと持ってきちんと発信するとか、そういう基本的なことが何より大事だと改めて感じています。
あとは常に向上心を持って取り組むこと。ひとつ達成して満足してしまったら、それ以上の伸び代は無くなってしまうじゃないですか。ちょうど現役のアスリートと同じ、金メダルを取って終わりではなく、次も金を! その次もまた!! と、良い意味での欲を持ち続けていたいですね。

プロフィール

入社年
2004 年
休日の過ごし方
子どもと遊ぶ。消防団の訓練。ツーリング(子供ができてからはほとんど行けてない)

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